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お金に関すること

マレーシア鉄道…日中激突…事業規模1兆円

最近は中国の建設会社のマレーシア進出が著しく、十か所以上はある進行中の高層建築工事はことごとくというのに近いくらい中国企業が受注しています。日本企業は現在はゼロではないでしょうか。政治家、官界、経済界への多岐にわたる食い込みがなければありえないことです。
展示会も、中国はコンベンションセンターを借り切って大々的に各方面の有力者を多数招待して接待しているのに、日本はショッピングモールの一角で十畳間ほどのスペースで申し訳程度新幹線についての展示をしているだけです。
日本の受注可能性について論じるなら、こういう現状を精査したうえで論じればいいのではないでしょうか。

中国は単に資金が圧倒的に豊富でルールに縛られない接待攻勢や贈収賄を多方面で展開しているだけではなく、華人人脈のみならずナジブ首相を含めマレー人ムスリムの政治家にも首根っこを握るくらい食い込んでいます。もはや日本とは比較にならないと思います。
それに「駅周辺の再開発で地価を上昇させ、その利益で建設費の一部をまかなう」といった手法に見られるように、魅力的な儲けが出る構想を露骨に示すし、それに要路の現地政治家たちを一枚噛ませるし、途上国向けには、日本の外交や営業よりも一枚も二枚も上手だと思います。