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新卒者の就職

新卒の就職は難しくなっています。リーマンショック以来、終わりが見えない不景気が続いています。かつての就職氷河期の再来といわれるほど、新卒者の就職は困難を極めています。基本的に、企業は常に新卒者を採用することで、社員の新陳代謝を図り平均年齢を若返らせています。ですが、最近は新しく正社員を雇う会社自体が減少傾向にあります。景気の悪化以外にも、要因はあります。企業の海外進出や、正規の雇用自体が減少していることも大きく関係しています。企業は人件費削減による費用の削減を行っていることも少なくありません。大きな製造会社の場合、低価格の商品を作るために製造の現場を海外に移し人件費を抑えようとする場合もあります。このように、色々な要因が重なって、新卒者の就職は難しくなっています。この状況はそう簡単には変わらないと判断する有識者も多いようです。今年学校を卒業し、初めて就職する新卒者の中には、100社受けても就職先が決まらない人もいます。結局新卒者としては就職ができず、大学に残る道を選んだり、派遣やフリーターになるという人もいます。就職が難しいのは新卒者だけではなく、再就職をする人も同じ状況だけに、政府も何らかの対策をとるようにさまざまな方面で働きかけている現状があります。